神社本庁における作法を確認しよう

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最終更新日 2023年5月12日 by plexus

「神社本庁へお参りに行きたい」
「神社本庁での作法について知りたい」
「神社本庁のお賽銭のルール等について知りたい」

神社本庁へお参りに行った際、作法が気になって肝心のお参りに集中できなかった経験はありませんか?一番大切なのは気持ちなので、参拝するとき作法ばかりにとらわれて肝心の参拝する気持ちを失ってはいけません。
実際に訪れた際は、作法を気にすることなく気持ちを込めて参拝ができるように、行く前に基本的な作法を確認しておきましょう。
そもそも作法というのは、1つずつの動作に意味が存在しています。
意味を考えながら行動することで、どのようなポイントに気を付けたらいいのか意識しやすくなるかもしれません。

意外と知らない!?神社に関する基礎知識

手水

神社本庁で参拝するとき、作法の最初の流れとなるのが手水です。
手水舎の前に立ったら、心身の浄化の意味をこめて手水を行います。
最初に右手で柄杓を持ったら、水盤の水をくみ上げて左手にかけて洗います。
次に柄杓を左手に持ち替えたら、再び水をくみ上げて右手を洗いましょう。
そして再度右手で柄杓を持ったら、左手に水を受けてその水で口の中をゆすぎます。
左手に移した水ではなく、柄杓に直接口をつけてしまう方がいますが、柄杓に直接口をつけるのはマナー違反なので注意が必要です。

拝礼の流れをしっかりと確認しておく

そして参拝の作法で多くの方が気にしているのが、拝礼に関するものです。
一般的なのが二拝二拍手ですが、神社本庁についてから何回動作をすればいいかわからず焦ってしまう方もいます。
また順番を間違えてしまったことで、拝礼に集中できなくなってしまう方もいます。
当日焦ることがないように、拝礼の流れはしっかりと確認しておくことが大切です。

姿勢を正してから礼をする

実際に拝礼をするタイミングになったら、姿勢を正してから礼をしましょう。
このとき1回ではなく、2回頭を下げるので二拝になります。
次に胸の高さで両手を合わせて、肩幅程度に両手を開き2回打つのが二拍手です。
最後にもう1度礼をしたら、拝礼の流れは完了です。
ですが初詣のタイミングなどの場合、人が多くいることで、どのような流れになるのかわからず直前で焦ってしまう方も多くいます。
焦っているうちに気が付いたら拝礼が終わっていたという場合も多く見られるので、基本的な流れは直前に最終確認するのも1つの手です。

特殊な拝礼方法が行われているケースもある

拝礼の流れの基本は二拝二拍手ですが、神社によって特殊な拝礼方法が行われているケースも見られます。
方法が異なるところでは、事前に案内があるケースが多いので、案内に従って行動するようにしましょう。
基本的な一般的な拝礼の作法を知っていれば問題なく対応できるので、例外を気にする必要はありません。

お財布の中身と相談しながら負担の少ない金額を選ぶ

また参拝時の作法として、お賽銭のことが気になるという方もいるでしょう。
古くは刈り入れたお米を神様にお供えしていましたが、貨幣が普及するにしたがってお米の代わりに金銭がお供え物として選ばれるようになっています。
5円だとご縁がありますようになどの意味を意識してお賽銭の金額を決めることも可能です。
最終的には気持ちの問題なので、お財布の中身と相談しながら、負担の少ない金額を選ぶようにしましょう。

電子マネーに対応しているところも出てきている

1つ注意が必要なのは、最近のお賽銭では電子マネーに対応しているところも出てきているという点です。
キャッシュレス化が進む現代社会だからこそ、お賽銭の形も時代の変化に合わせて変わってきているという点を押さえておくことが大切です。
ですがキャッシュレス化に非対応の神社が多いという点に注意して、参拝前には小銭を用意しておきましょう。

神社に設置された大きな鈴の意味

多くの神社では、賽銭箱の上あたりに大きな鈴が設置されています。
参拝時に鈴を鳴らす場合、どのように対処したらいいかわからないという方もいるかもしれません。
そもそも神社に設置された大きな鈴は、音色によって参拝者を祓い清め神霊の発動を願うなどの意味が存在しています。
お守りなどの鈴は魔除けや厄除けの意味が込められているなど、意味もなく存在しているわけではありません。
実際にどのような意味があるものか理解して、音を鳴らすようにしましょう。

おみくじの見解は神社ごとに異なる

神社本庁でおみくじを引いた際、結んで帰ったほうがいいのか持ち帰って問題ないのかわからず困ってしまう方も多くいます。
一般的におみくじでは、「大吉」が一番良い運勢で、一番悪い運勢だと「凶」です。
悪い運勢だと結んで帰って、良い運勢のものだけ持って帰るというイメージを持っている方も多くいます。
ですがおみくじの見解は神社ごとに異なるため、決まったルールは存在していません。
大切なのは結ぶかどうかではなく、その結果をどのように受け止めて、書かれている内容を今後の生活に活かしていくかという点を忘れないようにしましょう。

まとめ

このように神社本庁の参拝マナーなどを考えた場合、いくつか気を付けるべきポイントが存在しています。
お正月くらいしか参拝しないなどの場合、どのような作法に気を付けたらいいかわからなくなって、神社についてから焦ってしまう方も多くいます。
焦らないように作法を確認しておくことで、当日は参拝に集中しやすくなるかもしれません。

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